2020.05.08 東大、金沢大、東北大など、鉄単体より20倍大きな磁気熱電効果をアルミやガリウム添加で実現

開発に成功した磁気熱電材料の外観(奥:膜材料、手前:バルク材料)

 東京大学は、金沢大学、東北大学などの研究グループと協力して、鉄を含む汎用(はんよう)材料で鉄単体よりも20倍大きな磁気熱電効果(異常ネルンスト効果)が得られることを発見した。

 磁気熱電効果は従来の熱電変換と異なり、温度差と垂直方向に発電し、大面積化やフレキシブル化が容易かつ、高効率で発電が行えるという利点を持つ。

 今回、鉄にアルミニウムやガリウムといった元素を添加して、鉄単体の場合と比較して20倍大き...  (つづく)