2024.05.09 加賀電子、3月期連結は減収減益
加賀電子の2024年3月期連結決算は、売上高から純利益まで、過去最高だった前期を下回った。
電子部品事業では半導体や電子部品の供給不足緩和に伴うスポット需要の消失や、傘下のエクセルの海外子会社の特定顧客向け取引の縮小、2023年10~12月期以降に本格化した在庫調整の影響を受けた。
今後の見通しは、生成AI(人工知能)の普及や自動車の電装化の進展などで市場規模が中長期的に拡大すると予想する一方、当面は24年3月期後半から本格化した顧客の在庫調整局面が続き、本格的な需要回復は25年3月期後半からとみる。