2024.05.10 丸文、3月期連結は営業益18%増

 丸文の2024年3月期連結決算は増収。営業利益は前期比18.1%増、経常利益は28.8%減だった。

 デバイス事業は、産業機器向けや通信機器向け半導体が減少したが、民生機器向け半導体の需要が大幅に伸長したほか、自動車向け半導体も増加。

 システム事業は、設備投資抑制の影響を受け、産業機器分野で電子部品の検査装置が低調だったが、医用機器分野で画像診断装置や放射線治療装置の販売が好調に推移した。

 ソリューション事業は、ICT関連で時刻同期システムの需要が堅調だったが、通信インフラ向け光通信商材の売り上げが減少した。

 今期の通期連結業績は、在庫調整や競争激化の影響を見込み、減収減益を予想する。