2024.05.13 ソフトバンクG、3月期連結は赤字改善 今期、新規投資を再開

 ソフトバンクグループの2024年3月期連結決算は、最終損失が2276億円の赤字となった。赤字額は前年同期から7425億円改善した。

 投資損失は前年同期の8351億円から5594億円に改善。Tモバイル株式関連で3711億円の投資利益を計上したものの、中国アリババグループの株価下落に伴う損失(9599億円)は補えなかった。

 新規投資を再開し、今期は5609億円を投入した。会見した後藤芳光・最高財務責任者(CFO)は「投資対象を、AI(人工知能)を活用する企業群へとシフトさせている」と強調。今後も、傘下の英半導体設計大手アームを軸にAIの活用を進める方針。