2024.05.14 楽天G、1~3月連結は増収・赤字縮小
楽天グループの2024年12月期第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高が前年同期比8%増の5136億円と第1四半期として過去最高だった一方、最終損失は423億円の赤字だった。赤字幅は前年同期の825億円から縮小したものの、2020年に本格参入した携帯電話基地局の建設に伴う投資が依然財務を圧迫している。
携帯電話事業の売上高は同3.6%増の998億円だったが、営業赤字は719億円。ただ赤字幅は同307億円縮小した。三木谷浩史会長兼社長は、収益力を表す調整後EBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)について「順調に改善しており、単月黒字化が目前に迫っている」として24年内に黒字化を目指す。
インターネットサービスは、旅行予約やネット通販「楽天市場」が好調で増収増益。フィンテックもクレジットカードや銀行、証券が順調に伸び増収増益だった。