2024.05.15 バンドー化学、3月期連結は売上高など最高
バンドー化学の2024年3月期連結決算は売上高、コア営業利益、純利益が2期連続で過去最高を更新した。
植野富夫社長は「自動車部品が日本以外、販売が増え増収増益。産業資材もアジアが特にインドで農業機械用伝動ベルトが増え増収。日本もコンベヤーベルト、樹脂コンベヤーベルトの販売が増え中国の減収を補い増収増益。その他もロボット関連デバイス、電子資材などで増収増益だった。高機能エラストマー製品は国内の工業用フィルムの販売が減少。精密機能部品も採用機種の高機能ローラーおよびブレード販売が減り減収、赤字になった」と説明した。
今期通期も「自動車部品需要がグローバルで増え、産業資材も農業機械用など幅広いため大きな変化はない。新規事業も期待できる」と売上高、コア営業利益、純利益3期連続の過去最高更新を予想した。
農業自動収穫ロボットを中心にサービス提供するスタートアップのinaho(神奈川県鎌倉市)に出資したと発表。同社の農業分野の伝動ベルト、搬送ベルトなどとの融合を図りロボット関連事業の拡大にも取り組む。