朝日ラバーは、自動車内装照明の「安心」「安全」「快適性」を高める高品質LED照明「ASA COLOR LED」を開発し、長年にわたり国内外の自動車メーカーに供給している。同社は、「人とくるまのテクノロジー展2024YOKOHAMA」に出展し、同LED照明の最新技術をアピールする。

　ASA COLOR LEDは、日亜化学工業の青色LED技術と朝日ラバーの照明色設計・色調管理技術やシリコーンゴム加工・処理技術の融合により誕生した製品だ。

　通常のLED照明とは異なり、青色LEDに蛍光体キャップを被せた構造になっている。自動車内装照明の「質感の向上」を目指して開発された。

　一般的にLED照明の困り事として▽照明色の調整に時間と労力が必要▽色調のばらつきが大きい--などがある。

　特に自動車では、車両メーカーごとに色に関する細かなカスタム要求があり、車載内装照明の統一感の向上も重視される。

　こうした課題に対し、ASA COLOR LEDはシリコーンゴムキャップ内の蛍光体を調合することで多彩な色度を創り出すことができる。指定の色度、輝度、平均演色評価数の光源を作製し、実機を用いた高精度な色合わせを行うことで、個々の顧客要求に合わせた微妙な色味を調整できる。