2024.05.29 【JECA FAIR特集】アイホン オートロック付き集合住宅でも置き配可能なインターホンシステムなど

PabbitPATMO_3035シルバー(イメージ)

 アイホンは、東3ホールの3-18で、オートロック付きの集合住宅でも住戸前の置き配を実現するシステム「Pabbit」を標準搭載した、小規模マンション・アパート向け集合住宅用インターホンシステム「PATMOα(パトモアルファ)」や、スマートフォンでの呼び出し応対やエントランスからの呼び分けが可能なIPネットワーク対応インターホン「IXG(アイエックスジー)システム」を展示する。

 9月、PATMOαにタッチパネル式の集合玄関機が新たに登場する。テンキー式に比べて直感的に操作でき利便性が向上。スタイリッシュなデザインで、シルバーとブラックの2色をそろえる。

 物流問題への対応や脱炭素化が喫緊の課題だ。コロナの流行で宅配の対面受け取りが当然ではなくなり、単発で仕事を請け負うギグワーカーの増加に伴い本物の配送員かどうかの判断も困難になった。非接触対応が日常化し、宅配などを装った犯罪を防ぐためにも、不在・在宅時いずれでも置き配のニーズが増大している。

 一方、オートロック付きのマンションなどは、一戸建て住宅と比べて共用宅配ボックスが埋まってる、設置がないなど、置き配がしづらいケースがある。

 Pabbitは、宅配物に付いている伝票番号を認証キーとしてオートロックを解錠できるシステムだ。伝票番号の入力前に訪問先を呼び出して宅配業者の画像を録画。本体にソフトSIMを搭載しており、ネット回線工事・回線契約は必要ない。居住者はパソコン会議や入浴中などでも荷物を受け取れるので、配達を待つ時間やセキュリティーの問題から解放される。再配達をなくし、労働環境の改善やCO2の排出削減にも貢献する。

 産業・公共施設向けのIPネットワーク対応インターホンIXGシステムの特徴は▽インターホン端末ごとに最大9998端末までアドレスを登録可能▽VPN接続で距離の制限なし▽他社製ネット製品との接続可能など。出入り口の応対、受付、トイレからの緊急呼び出し、内線連絡、放送など施設内のシステムを一元化できる。