2024.06.06 「時間厳守、人間が話すより正確」 事業戦略をAI音声が読み上げ パナソニックコネクトが6日の会見で

中期経営計画をAI音声が説明

 パナソニックコネクトは、6日に開いた事業会社戦略説明会のプレゼンテーションに音声合成を使った。今後の経営戦略にも関わる事業戦略説明などの重要な記者会見では通常、事業責任者が自らプレゼンテーションするのがこれまで一般的だったが、樋口泰行プレジデント・CEOは冒頭のあいさつ後、事業説明を音声合成にバトンタッチした。

 二十数ページ、約15分の事業戦略の説明は男性の声で淡々と終了。説明後の質疑応答で再び登壇した樋口氏は、「聞き苦しいところもあったかもしれないが、時間厳守なので人間が話すよりも正確に終わると考えた」と述べた。

 アナリストやメディアの質疑応答は樋口氏ら経営陣が直接応対したが、今回の評価によっては今後もプレゼンテーションはAI(人工知能)などの音声合成を活用する考えを示した。