2024.06.12 【JISSO PROTEC/JPCA Show特集】JUKI 高速フレキシブルマウンター旗艦モデル「LX-8」を出品

高速フレキシブルマウンター「LX-8」

 JUKI/JUKIオートメーションシステムズは「JISSO PROTEC 2024」に、新製品の高速フレキシブルマウンター「LX-8」を出品する。JUKI産業機器の技術を集結し、次世代を見据えた待望のフラッグシップモデルとなる。

 LX-8は2ヘッド仕様クラス最高の高速搭載と高い面積生産性を実現した。筐体(きょうたい)は幅1600×奥行き1924×高さ1440ミリメートルの外形寸法で、最適搭載速度は10万5000CPHを誇る。省スペース、省エネに貢献し、仕様の異なるヘッドを組み合わせることで、製造ラインの増加、柔軟な構築を促す。

 ヘッドは、20本のノズルで極小部品の安定した吸着・搭載を実現する「プラネットヘッドP20S」、大型部品まで迅速かつ正確に搭載する「匠(たくみ)ヘッド」の2種類を用意した。対応部品のサイズは0201の極小から65ミリメートル角まで、10×90ミリメートルと幅広く、高さは最大25ミリメートル。生産基板の変更に柔軟に対応でき、変種変量生産を支える。

 フィーダースロットは最大160本まで搭載できる。次の生産用フィーダーを事前にフィーダーバンクにセット可能。段取り換え時間の大幅な短縮、生産準備の簡略化や効率化を図れる。

 ユーザーインターフェースも進化させ、操作性が向上した。トップ画面に優先度の高い機能を配置するとともに、タッチパネル方式を採用したスマホライクな操作感、ユーザーに配慮した配色など、作業者の使いやすさを追求した。この新型操作パネルは今後、同社製品の標準仕様としていく考えだ。

 出展ブースはSMT工程最適化、工場最適化システム、部品供給管理、後工程自動化の四つのソリューションで構成。LX-8はSMT工程最適化のソリューションとして、3台の実機を用いてプラネットヘッドP20Sと匠ヘッドの組み合わせを披露し、その性能を訴求する。