2024.07.01 ソフトバンクグループ、国内医療底上げへ新会社 AI活用し遺伝子検査など支援

新会社の設立を発表するソフトバンクグループの孫会長兼社長=6月27日

 ソフトバンクグループ(SBG)は、医療データを人工知能(AI)で解析して患者一人一人に適した医療の提供を支援する新会社を8月に立ち上げる。AIと精密医療を手がける米Tempus(テンパス)と合弁契約を結び、それぞれ150億円を出資。同社が米国で蓄積した知見や技術を日本で活用。遺伝子検査やAIによる治療提案のほか、がんゲノム医療を担う中核病院と連携し日本医療の底上げを目指す。

 テンパスは2015年に設立され、AIを使った個別化...  (つづく)