2024.07.03 【ルームエアコン特集】ダイキン工業 「うるさらX(Rシリーズ)」 「節電自動」モードを採用 消費電力20%低減

「うるさらX(Rシリーズ)」

 ダイキン工業は、夏商戦本番を迎え、改めて最新型プレミアムモデル「うるさらX(Rシリーズ)」の提案に力を入れる。設定温度に到達した後、エアコン運転の多くを占める安定運転時の消費電力量を約2割減らすなど、高まる省エネニーズに応える技術を訴求する。

 エアコンは起動後、設定温度に達すると消費電力を抑えた安定運転で室温を維持する。この安定運転がエアコン運転時間全体の約8割を占めるため、ここでの消費電力低減に取り組んだ。

 不快にならない室温変化による節電運転を行う「節電自動」モードを新たに搭載している。安定運転時の消費電力低減を優先した考え方を取り入れ、圧縮機の動きを20%抑制する。

 節電自動で運転すると冷房、暖房ともに20%消費電力を低減できる。

 また、2027年度の新しい省エネ基準をクリアするため、7.1kW以上の大型タイプ向けに専用の圧縮機を開発。冷媒ガスの圧縮ロスを削減した高効率な構造と、従来よりも動力ロスが少ない高出力モーターを採用した圧縮機で、23~26畳相当で基準をクリアした。

 さらに、スマートフォンアプリ「Daikin Smart APP」を使用すると、スマホを使って外出先やエアコンが設置されていない部屋からでもエアコンの運転操作ができる。

 スマホの位置情報を示すGPSと運転設定を連動させる「おでかけ切り忘れ通知」と「おかえり運転」をアプリに新しく追加した。

 おでかけ切り忘れ通知では、自宅の周辺から離れると、アプリに切り忘れを通知、必要なら遠隔で運転停止できる。

 これらの節電機能と以前からの湿度コントロール、換気機能をはじめ、水内部クリーンやストリーマ空気清浄といった清潔機能も含め、快適な空気環境を実現する。