2024.07.04 【ROBOT TECHNOLOGY JAPAN特集】品川商工〈紙上参加〉 お客様の設計課題を部品で解決 65年の実績と信頼で応える
品川商工の製品群
品川商工は、配線ならびに基板周りで使用するワイヤリングアクセサリーの専門メーカーとして今年創立65年を迎える。創業時より重電、家電、通信、交通等、電気の流れるところの多岐にわたって、配線周り、基板周りのパーツ開発に積極的に取り組み、顧客ニーズに対応してきた。産業用ロボット、関連電装品向けにはコンデンサーにかぶせることで本体とリード線の保護、絶縁が可能なコンデンサーカバー、また配線保護材としてSFチューブ、ネットプロテクターSSを提案していく。
SFチューブは編組チューブの主力製品として実績を重ねてきた。チューブは編組構造により屈曲性、弾力性、伸縮性に富み、軽量で熱や湿気を逃がす効果があることからロボットアームなどの可動部のケーブル保護に向くとして実績を伸ばしている。標準品、UL規格認定製品があり、必要な長さにカットして使用する長尺品販売、指定長さで納品するカット品販売に対応する。
ネットプロテクターSSは自動車、自動二輪車用に開発された編組チューブで、耐摩耗性に優れることからロボット向けでは摺動(しょうどう)部のケーブル保護用に展開する。指定の長さで納入するカット仕上げ品は独自開発した挿入部分によりスピーディーな装着性が得られ、装着時、装着後のほつれを防ぐと好評だ(世界主要各国にて知財権取得済み)。
これら編組チューブのカット工具としてヒートナイフSSを販売開始した。セラミックヒーターを搭載し、2カ所の切断面を持つ独自形状の刃先が編組チューブをスムーズに切断溶着する。切断時の自由度が高く軽量の本体と併せ、連続カット作業の効率化に貢献する。消費電力を抑えた省エネタイプだ。
いずれもRoHS指令(10物質)対応品となる。