2024.07.10 【関西特集】11日から「たけびしソリューションフェア 2024」 京都市右京区のたけびし本社1階イベントホールで

昨年のたけびしフェア

「つなぎの技術力で新たな感動と驚きを創出」

 「たけびしソリューションフェア 2024」(7月11、12日開催)は今回で17回目。同社の総合展示会として毎回、7月中旬に開催しており、今回は「つなぎの技術力で新たな感動と驚きを創出」をテーマに掲げている。以前は商材ベースで展示していたが、ソリューション展示とし、企業の困り事や課題を解決できる見せ方に変更して「たけびしらしさ」を打ち出す。

 会場は、京都市右京区の同社本社1階イベントホール。商材と商材・オリジナル商材を組み合わせ、同社でしかできないソリューションを提供する。個々の商材を集めてシステムやサービスとして提案するなど、ワンストップソリューションで提案できる場づくりを意識している。

 展示会場は大きく分けて「ファクトリー」「スマートシティ」の二つのゾーンで各種ソリューションを紹介する。総展示小間数は46小間でレイアウトも大幅に変更。各小間では「つなぐ技術」をコンセプトに、単品ではなく商材を組み合わせたソリューションとして展示する。

 「社内では各部のスタッフが横断的にプロジェクトを推進し、会場づくりを進めている。ソリューション提案を推進することで課題解決のヒントにつながれば」(経営戦略室サスティナビリティ推進部の家山隆治部長)。

 ファクトリーゾーンの中にスペシャルテーマとして「搬送ソリューション」ゾーンを用意。〝モノを運び、データをつなぐ〟をサブテーマに、次世代搬送システムをはじめ部品自動倉庫など関連ソリューションを展示する。これとは別に注力商材などを集めた「パートナーゾーン」や、屋外にも展示スペースを設けている。

 セミナーは、2日間で6コマを用意した。毎回好評を得ている半導体市況セミナーや、生成AIや製造DXに関するテーマを取り上げる。昨年に引き続き、製造業カテゴリーで大人気のYouTuber「ものづくり太郎氏」の講演もある。ものづくり太郎氏の講演では7階にサテライト会場も設ける。

 展示会を社としての取り組みを示せる場とし、「たけびしらしさ」を追求。原点に立ち戻り、つながるソリューションを全面で打ち出す。