2024.07.10 【関西特集】販売会社今期実績と夏~秋の取り組み 三菱電機住環境システムズ関西支社・藤村賢一営業本部長
藤村営業本部長
空冷商品が好調に推移
補助金活用で買い替え訴求
4~5月の家電ルート全体の実績は前年比105.8%で前年実績をクリアした。特に、空冷商品が好調。エアコンは上位モデルが同117.3%で普及タイプも2桁成長しており、エアコン合計では同115.1%。パッケージエアコンも同103%となり、空冷商品合計でも同112.8%となった。
オール電化などの電住商品も前年を大きく上回っている。特に、エコキュートは同202%、温水器も同200.6%と好調だ。換気扇も同113.5%、照明も同235.5%と前年伸長している。IHクッキングヒーターも前年実績まで近づいている。
家電は買い替え鈍化
一方で、家電品はコロナ下での好調な買い替え需要が鈍化し冷蔵庫同93.2%。クリーナーやジャー炊飯器も苦戦気味。その中でもストア店の実績は空冷商品でエアコンが、前年比101.5%と前年並み以上に推移。パッケージエアコンについては、BtoBへの提案活動により同170.8%と好調に推移している。電住商品はIHクッキングヒーターが、同101.3%と微増。エコキュートは、補助金効果により同208.1%と好調だ。家電品は、需要飽和状態による苦戦が続いている。
5月下旬から6月にかけては京都、神戸、加古川の3会場で合展を実施。皮切りとなった加古川会場では前年比96.7%。昨年会場にあった液晶テレビ実績を除けば前年並み。機種では、エコキュートが給湯省エネ補助金に伴う買い替え訴求により実績に大きく貢献。クリーナーも好調だった。
京都会場では前年比98%。今回初の金・土曜日開催。機種では、補助金効果によるエコキュートが前年比175%、IHクッキングヒーターは同300%、ジャー炊飯器も同136.4%と実演調理提案により大きく伸長した。
客単価171%に伸長
神戸会場も初の金・土曜日開催。売り上げは前年比108.9%。高付加価値商品販売による成果が見られ客単価も前年比で171.2%と伸長した。機種では、冷蔵庫が前年比107.1%と好調。エアコンは上位モデル販売で単価アップが実現できた。
足元では、三菱電機ストアが夏の個展による夏商戦品の買い替え促進を加速している状況。省エネ提案と補助金制度を活用しながら、買い替え訴求をしっかりと伝えていく活動を推進している。
今後はDM配布・訪販時でのさまざまな相談への対処による信頼度向上で紹介客増加を推進する。また、エアコン・冷蔵庫の早期予約販売で据え付け工事作業の効率化を図り、夏場ピーク時での困り事相談活動を促進する。そのほか、リフォーム需要での家まるごと提案を強化する。