2024.07.18 【ケーブルコンベンション/ケーブル技術ショー特集】池上通信機 リモートプロダクション紹介 伝送装置と組み合わせ簡単に実現可能
映像パケット化多重光伝送装置「iHTR-100 series」
池上通信機は、日本のみならず世界中の放送局で活躍する放送システム総合メーカーとして、カメラ、モニター、伝送装置、スイッチャー、周辺機器やソフトウエア技術など、最新技術を駆使した製品の開発やきめ細かなサポートなど保守体制に力を注いできた。
今年は、「Technology Making Waves~技術のチカラで、あなたをしあわせに。~」をテーマに、簡単にリモートプロダクションを実現できるソリューションをはじめ、最新ソリューションを展示する。
ブースでは、光ファイバーを伝送路として、映像信号を非圧縮かつ低遅延で長距離伝送することができる映像パケット化多重光伝送装置「iHTR-100 series」と組み合わせた簡単なリモートプロダクションを紹介する。
同多重光伝送装置は1本の光複合カメラケーブルでHD-SDI信号を最大8素材、光回線の場合は最大6素材を伝送できる。HD-SDI信号の多重伝送で、複数の信号を同時に伝送できるため、さまざまなニーズに対応可能だ。中継現場での運用や監視用途など、さまざまな場面で活用できる。
映像制作に求められる多彩な機能を搭載した60シリーズのLCDモニターの新たなラインアップとして18.5型フルHDマルチフォーマット液晶モニター「HLM-1860WR」を披露する。TSL V5.0プロトコル採用で、タリーやUMDの表示もイーサネットでシステムに統合が可能でモニタウオールに最適。500nitsの高輝度液晶パネルの採用により、明るい屋外でも見やすい映像を表示することが可能だ。
4K放送システム対応の制作スイッチャー「MuPS-5000 Series」による放送の4K/2Kのハイブリッドなシステムに対応した小型スイッチャーを展示。3Uサイズの小型棚板でも豊富な映像変換機能などを搭載。
カメラでは、4K/HDポータブルカメラシステムとして最大のパフォーマンスを発揮する「UHK-X700」を展示。グローバルシャッター方式の2/3型3板式CMOSセンサーを搭載。動きの激しい被写体の撮影時などに被写体の形がゆがむローリングシャッターゆがみやフラッシュバンド現象を発生させない高画質映像を再現し、幅広い制作用途に使える。
また、軽量小型と高性能を両立したベースステーション「BSX-100」と組み合わせることで、スポーツ中継などでの決定的瞬間をスローモーション映像で撮影できるHFR機能を備え、中継現場での活用が期待される。
そのほかに、2M/Eコンパクトスイッチャー「CSS-400」、モジュラーシリーズ周辺機器を紹介する。