2024.07.18 【ケーブルコンベンション/ケーブル技術ショー特集】開催に寄せて 衛星放送協会 滝山正夫会長

今年度、新販路対応を強化

動画配信サービスと共同展開など

 衛星放送協会は2010年からケーブルコンベンションの主催団体として参加しております。有料・多チャンネル放送は、専門チャンネルならではのコンテンツが視聴者を引き付け、多彩なサービスを提供するメディアへと成長してまいりました。

 しかし、動画配信サービスの勃興により、視聴環境が変化し放送の優位性は失われつつあります。そこで、今年度の事業計画では、新販路の対応を強化したいと考えております。

 さまざまなデバイスに向けて放送できるよう利便性を高め、会員社の新規事業収入モデルの実現を目指して取り組んでまいります。

 最近では動画配信サービスと放送事業者との共同展開の動きが活発になりつつあり、それぞれの業界の枠を超えて、実績と信頼をつなげる取り組みが、新販路を開く道筋と考えております。

 ケーブルコンベンション2024のテーマは「UNITE for the Future~未来に向けて、ひとつにつながる。~」です。

 衛星放送協会では、付属機関の多チャンネル放送研究所によるセミナー「多チャンネル放送の課題と展望」を、7月19日(金)午前10時~11時30分にホールD7にて実施します。

 第1部は「多チャンネル放送の視聴動向」と題する最新のリポート。第2部は「タイムリーな多チャンネル番組情報の共有に向けて」をテーマに、ディスカッション形式で行います。多チャンネル放送研究所による調査結果と具体的な事例をもとに進めますので、どうぞご期待ください。

 また、衛星放送協会は7月12日(金)に「第14回衛星放送協会オリジナル番組アワード」授賞式を開催し、会員社が新たに挑戦した作品を表彰しました。

 授賞式の模様は「オリジナル番組アワード 受賞作品はこれだ!」と題し、J:COMプレミアチャンネル、全国のケーブルテレビなどで9月に無料放送される予定です。

 衛星放送協会は、今後もオリジナル番組の充実を図り、ケーブルテレビの価値を一層高めることができるよう取り組んでまいります。