2024.07.18 【ケーブルコンベンション/ケーブル技術ショー特集】開催に寄せて 日本CATV技術協会 中村俊一理事長
地域共創と地域DX推進
技術面から業界バックアップ
ケーブルコンベンション関連イベント「ケーブル技術ショー2024」の開催コンセプト「Let's join DX with Cable TV!」には、〝ケーブルテレビで地域共創・地域DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しよう〟といった意味が込められています。
技術展示会には94社・団体が出展します。
ケーブルテレビ事業者、放送事業者、施工事業者の来場に加え、自治体や農林水産業関連、医療・福祉、観光、教育など地域社会におけるステークホルダーの来場につながる三つの主要ゾーン「トータルソリューション ZONE」「テクノロジー ZONE」「地域DX ZONE」、さらに、分野や業種の垣根を越え、新たにケーブルテレビサービスへのビジネス展開を図る事業者が出展する「トライアル ZONE」を設置し、ケーブルテレビによるサステナブルな地域社会の実現に向けた最新技術の展示、技術セミナー・講演を開催します。
オンライン展示会では、オンライン上でのソリューション提案、地域DX・地方共創を進めている自治体と課題解決ソリューションを持つ出展者間でオンラインビジネスマッチングによるコミュニケーションを実施します。
近年、社会活動や生活環境が急速に変化し、個々人のニーズも多様化しています。2021年からデジタル庁が、デジタルによる地域活性化を進め、さらには地方から国全体へボトムアップの成長を実現することを目的に〝デジタルの力を活用した地方の社会課題解決〟〝構想を支えるハード・ソフトのデジタル基盤整備〟〝デジタル人材の育成・確保〟〝誰一人取り残されないための取組〟を戦略とした「デジタル田園都市国家構想」を推し進めています。
ケーブル技術ショー2024では、全国各地の自治体で進められているDXによる地域防災、地方創生活動の事例、それを支えるケーブルテレビサービスをバックボーンとし、IoT技術を活用した各種防災センサー、LPWA、ローカル5Gを使い、AI予測による防災・減災、危機管理対策(BCP)ソリューションを紹介します。また、観光MaaS、地域交流MaaSによる地域の活性化ソリューションを提案します。
ケーブルテレビ業界を技術面からバックアップし、業界の発展に貢献できる最新の技術開発にいっそう取り組んでまいります。