2024.07.29 日本電気硝子、1~6月連結は増収・黒字転換
日本電気硝子の2024年12月期第2四半期(1~6月)連結決算は、増収、利益は黒字転換。ディスプレー事業の稼働率上昇を中心とした製造原価低減の効果などで営業利益を計上。営業外収益として海外子会社の借り入れに係る債権債務の評価替えによる為替差益などで経常利益を押し上げた。
ディスプレー事業は市況の回復により出荷が増加し、販売価格も上昇。電子デバイス事業は半導体向け製品の需要が好調に推移した。複合材事業は自動車部品向け高機能樹脂用途を中心に製品需要が回復しつつあるものの、厳しい競争環境が続き減収。医療事業は前年並み。耐熱事業は減収。建築事業は増収となった。
通期連結業績予想は営業利益、経常利益を下方修正、純利益を上方修正した。