2024.07.31 順天堂大と富士フイルムが脳容積解析ソフトウエア開発 AIを使用、処理時間大幅に短縮

今回開発した解析法における解析結果の画面

 順天堂大学保健医療学部診療放射線学科の後藤政実先任准教授らと富士フイルムのメディカルシステム開発センターによる共同研究グループは、AI(人工知能)を用いた脳容積解析ソフトウエアを開発した。従来手法と比較して処理時間を大幅に短縮し、脳区域を最大107区域まで抽出できる。時間的・人的コストの観点から「MRI(磁気共鳴画像)を用いた脳容積解析」を簡便に使える環境の提供が可能になった。

 脳の萎縮はさまざまな脳疾患で生じることが知られ...  (つづく)