2024.08.01 カシオ計算機、4~6月連結は営業利益5%増
カシオ計算機の2025年3月期第1四半期(24年4~6月)連結決算は、前年同期比4.0%増収、営業利益も同4.7%増となった。最終利益は固定資産売却益などで大幅増だった。
時計事業は中国が大幅減となったが、欧州を中心にカラーダイアルモデルやメタルアナログモデルが好調に推移し増収増益だった。EdTech事業は関数電卓が堅調に推移。サウンド事業は楽器需要の回復に時間がかかっているものの緩やかな回復傾向で増収となった。システム事業は人事向けや小規模事業者向けで引き続き既存顧客の更新提案を進めるがインボイス対応が一巡し減収、営業損失を計上した。
通期連結業績見通しは変更しない。会見した執行役員の田村誠治IR・財務戦略担当は「辞書やサウンドは構造改革と効率化を進めていく。低迷が続く中国は先行して改革を実施した」と述べた。