2024.08.01 AGC、1~6月連結は営業減益

 AGCの2024年12月期第2四半期(1~6月)連結決算は、増収ながら2桁の営業減益となった。電子の売り上げ増や為替効果が売り上げを押し上げたが、建築ガラスや化学品のカセイソーダ・塩化ビニル樹脂の販売価格下落などが利益を低下させた。

 セグメント別売り上げは、電子は液晶用ガラス基板の出荷増やEUV露光用フォトマスクブランクスなどの半導体関連製品の販売増により前年同期比274億円増。オートモーティブは自動車用ガラスの出荷量は減少したが、為替効果や販売価格上昇により同112億円増。化学品はパフォーマンスケミカルズがけん引し、増収となった。

 同社は、ライフサイエンスセグメントのバイオ医薬品CDMO事業について計1183億円の減損損失を計上し、通期連結利益予想を下方修正した。