2024.08.06 音声同時配信技術「オーラキャスト」普及の動き ブルートゥースSIGが推進、次世代補聴器に応用 聴覚障害者25億人時代に備え

オーラキャストのデモ

 2050年に世界で聴覚障害者の人口が25億に達する―この予測をもとに次世代の補聴器に応用できる音声同時配信技術「Auracast(オーラキャスト)」の普及を巡る動きが活発化している。短距離無線通信の標準化団体Bluetooth Special Interest Group(SIG)が推進する。

 日本では日常生活に支障のある難聴の割合は70歳代男性で5人に1人、女性で10人に1人とも言われ、高齢化の課題先進国とされる中で身近な...  (つづく)