2024.08.07 【SMT/SMD特集】FUJI 生産の最大化をめざす実装機提供

R世代実装機「AIMEXR」

 FUJIは「FSF(FUJIスマートファクトリー)」を軸に実装技術へのニーズ、現場の省人化に対応する。実装機では生産最大化を目指して進化するR世代の「AIMEXR(エイメックスアール)」「NXTR(ネクストアール)」を提供している。

 AIMEXRは、変種変量生産の要望に応える柔軟性と拡張性を備える。NPI(新製品導入)対応、一括段取り換えによる生産品種切り替えの即時対応など、フレキシブルな生産に強みを発揮する。従来機の汎用(はんよう)性を継承しつつ、新たなセンシング機能による高品質・高生産性を実現する。装着ヘッドは高い対応力を持ち、生産の切り替えにより使用部品が変化するケースでも生産効率を落とさない。

 実装可能範囲は最大基板サイズ1068×610ミリメートルまで拡張。部品搭載は最大130種。段取り換えの回数を削減し、オペレーターの負担を軽減する。

 NXTRは、主力の実装機。SモデルとAモデルを用意している。Sモデルは徹底したモジュール設計で生産に応じた最適なライン構成を実現するハイエンドモデルとなる。リアルタイムセンシング実装、装着動作の最適化、装着後チェックなどのQCD(品質・コスト・納期)を高い水準で維持する機能を搭載する。

 Aモデルは高品質と生産性を維持する機能を強化した。さらに段取り換えや部材補給作業を自動で行うスマートローダーを搭載している。