2024.08.08 日本電計、4~6月連結は減収減益

 日本電計の2025年3月期第1四半期(24年4~6月)連結決算は減収減益となった。期初の受注残高が前年同期より減少したことなどが影響し減収。賃上げや増員などによる人的資本投資や営業活動強化に伴い販売管理費が増加した。

 地域別では国内の売上高は前年同期比4.7%減の176億円。中国での売上高は同13.7%減の32億円。販売子会社の電計貿易(上海)有限公司などは景気減速の影響から受注が低調に推移し減収減益。受託試験場を運営する電計科技研発(上海)股份有限公司の業績も苦戦した。

 その他地域の売上高は同44.9%増の20億円。インドの販売子会社は売上高が改善傾向にあるものの業績低迷が継続。一方、韓国やベトナムの販売子会社は業績が好調に推移した。

 通期連結業績では増収減益を予想する。