2024.08.09 ヤマダHD、4~6月連結は営業益30%増 エアコン好調などで
ヤマダホールディングスの2025年3月期第1四半期(24年4~6月)連結決算は、猛暑でエアコン販売が好調だったほか住宅関連の構造改革の成果が出て、売上高は前年同期比4.2%増、営業利益は同29.6%増、経常利益は同23.8%増と堅調に推移した。最終利益は前年の固定資産売却益や退職給付制度改定益を計上していた影響で減益だった。
家電販売などのデンキセグメントは、同2.9%増収、営業利益は同19.6%増と堅調だった。「くらしまるごと」戦略の強化で新業態店ライフセレクト店の出店を強化したことが奏功するとともに、猛暑でエアコンをはじめとした季節家電が大きく伸びた。
住宅関連の住建セグメントは、同12.6%増収、営業損失は前年から6億6300万円改善し赤字幅は縮小した。バスやキッチンなどを開発製造するハウステックは同2.2%増収、営業利益同11.6%増となった。ヤマダホームズは同25.0%増収、営業損失は2億9000万円改善、ヒノキヤグループは同12.8%増収、営業損失は同3億7700万円改善した。営業販売体制の刷新など改革の成果が出た。
金融セグメントは、住宅リフォームと連携したローンなどが伸長し、同25.1%増収、営業利益は同約4.3倍に。環境セグメントは、リユース家電が堅調で、同4.2%増収、営業利益は同2.4%増だった。
通期連結業績予想は変更しない。