2024.08.14 魁半導体が針用真空プラズマ装置発売 業界初、針への処理に特化

注射針用真空プラズマ装置「TSM-90」

 プラズマ装置の開発企業である魁半導体(京都市下京区)は、医療用注射針など針の製造工程で「カヌラ(針管)」と「ハブ(針基)」の接着を強化するための針用真空プラズマ装置「TSM-90」を発売した。価格は110万円(税別)。針に特化したプラズマ装置は業界初という。

 注射針の製造過程において針管と針基の接着は、針の脱落防止や液漏れ防止に重要な工程だ。従来の工程では針管をクリーンにするため、薬剤による化学洗浄処理が行われてきた。  (つづく)