2024.08.21 【電波時評】災害に備え、平時から官民連携を

 宮崎県内で最大震度6弱(マグニチュード7.1)を観測した8日の地震を受け、気象庁が発表した南海トラフ地震の「臨時情報(巨大地震注意)」は15日午後5時に解除された。影響が懸念される一部地域で飲料水の買い占めが起きるなどの騒動もあったが、常に災害への備えが必要だと再認識する機会になった。

 1月の能登半島地震は、サプライチェーンの脆弱(ぜいじゃく)性を浮き彫りにした。道路損壊が物資輸送を阻み、特定の地域や企業に依存していた事業者...  (つづく)