2024.08.29 【防災の日特集】ニチコン V2Hシステム新型、自動で停電時に電力供給
新型V2Hシステム「EVパワー・ステーション」
ニチコンは、蓄電のリーディングカンパニーとして、多発する自然災害への対応として、家庭用から企業、避難所向けのものまでさまざまな蓄電システムを提供している。
太陽光で発電した電力を電動車(xEV)に充電し、xEVの電力を家庭へ放電し活用することができるV2Hシステム「EVパワー・ステーション」の新型モデルは、利便性を大幅に向上。停電時に自動的に家庭へ電力供給を開始する機能を追加し、従来モデルに比べて約70%小型化、約58%軽量化した。
さらにパワーユニットとプラグホルダを分離したことで設置の自由度を向上。また、12年間の販売で培ったノウハウと信頼性の高い回路システムにより「安心の10年保証」を提供している。
発展型太陽光パワーコンディショナーは、蓄電池を追加すればハイブリッド蓄電システムとして停電時の備えになる。さらに、xEVと新型V2Hシステムを連携すれば長時間の停電にも対応できる。
太陽電池とEV・PHVの電池と蓄電池を効率よく連携させ、太陽光で発電した電気を活用できる「トライブリッド蓄電システム」は、停電時はEV内蔵の大容量蓄電池と蓄電池の両方から家庭に放電が可能。xEVが「走る蓄電池」になる外部給電器は「パワー・ムーバー」「パワー・ムーバーライト」をラインアップ。緊急時などにxEVの荷室に積載し、必要な場所に電気を運べる。
太陽光発電とリチウムイオン畜電池を組み合わせた公共・産業用蓄電システムは、非常時に系統から独立して自立運転ができ、万一の時の安心、安全を確保。避難施設の規模に応じて電力変換器と蓄電池容量を選択することもできる。
また、xEVと連系できるV2Hを最大で3台まで接続することにより、xEVの大容量蓄電池をバックアップ電源として使用できる。xEVを用いて避難者の移送や「パワー・ムーバー」と組み合わせて停電地区への電力供給もできる。