2024.08.29 「これを買えば間違いない」 デロンギ初の水出しできるコーヒーマシン 甲斐ラース社長が描く日本戦略

「全自動コーヒーマシンでできることを知ってもらいたい」と語る甲斐社長

新製品は、デロンギが誇るコーヒーマシンの豊富なラインアップの中でも最上位機の位置付けだ新製品は、デロンギが誇るコーヒーマシンの豊富なラインアップの中でも最上位機の位置付けだ

 デロンギ・ジャパンが、わずか5分で水出しコーヒーを抽出できる全自動コーヒーマシン「デロンギ エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル 全自動コーヒーマシン」を9月3日に発売する。同社初のコールドブリュー(水出しコーヒー)機能を搭載する最上位機で、価格は税込み34万8000円。ホットもアイスも1台で本格的に楽しめる。今年4月、14年にわたり日本法人トップを務めてきた前任の杉本敦男氏からバトンを託された甲斐ラース社長に、新製品の販売戦略や投入の狙いなどについて聞いた。

 ―現在の日本でのコーヒーマシンの販売状況はいかがですか。

 甲斐社長 販売は順調に伸びている。コーヒーを自宅で楽しみたいという需要が日本にもあるとみている。一時的な流行と違い、コーヒーは毎日楽しむものという考えもあり、日々の生活の質を高めるために購入されていると感じている。

 ―今回発売する新製品の位置付けについて教えてください。

 甲斐社長 高級機の位置付けで、当社が持つ全ての技術を詰め込んだ。「これを買えば間違いない」と思ってもらえる製品で、コーヒーに対して妥協したくないユーザーがターゲットになる。

 当社が持つ全ての機能が入っているため、家庭用の全自動コーヒーマシンでできることを知ってもらえる製品だと思っている。さまざまな生活の中で、一人一人の要望に応えられる。

 ―どのように販売促進しますか。

 甲斐社長 ただ広告を出すのではなく、体感してもらうことを大切にしたい。その一環として、9月7、8日に二子玉川蔦屋家電(東京都世田谷区)の2階で、新製品で入れたコールドブリューの無料試飲や操作体験ができるイベントを行う。

 日本市場では、全自動コーヒーマシンの認知度が低い。お茶の文化が根付いていることもあり、バリスタが提供するようなコーヒーを自宅で飲めることが知られていない。イベントを通じて、まずは新製品を知ってもらいたいと考えている。

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