2024.04.04 デロンギがグリル調理家電に参入 「ブラウン」ブランドで展開

マルチグリルを使えば、野菜から肉まで幅広く焼ける

「市場にないタイプの製品」と話す芦田マネジャー「市場にないタイプの製品」と話す芦田マネジャー

スナックメーカーに内蔵しているヒータースナックメーカーに内蔵しているヒーター

 デロンギ・ジャパン(東京都港区)は4日、グリル調理家電市場に本格参入すると発表した。簡単な卓上調理から本格グリル調理まで多彩な食材の調理ができるグリル調理家電とホットサンドメーカーの2製品を18日から発売する。

 両製品は、ハンドブレンダーブランド「ブラウンハウスホールド」初の製品。新製品を皮切りに、各調理工程で活躍する製品を展開していく計画だ。

 新製品は、グリル調理機「マルチグリル7(CG7040)」(市場想定価格税込み4万3780円)と、ホットサンドメーカー「スナックメーカー5(SM5038)」(同1万9580円)。マーケティング部宮本智美ゼネラルマネジャーは「食事に向き合う楽しさを提供する」と話す。

 1面23×29センチメートルのプレートが上下にあるマルチグリルは、天板を開けば2面を1面のホットプレートのように使える「BBQポジション」、厚みのあるステーキ肉などを直接上下のプレートで挟んで加熱調理できる「コンタクトポジション」、上プレートを食材から浮かせて加熱する「グリルポジション」の3つの料理ポジションで調理できる。グリルポジションでは上プレートを5段階に調節でき、ピザやパンなども焼ける。

 プレートは波型と平型で、入れ替え可能。上下のプレートごとに温度設定ができる独立サーモスタットを採用し、プレートごとに焼き加減を調整できる。

 マルチグリルよりもコンパクトなスナックメーカーは、付属の3種のプレートを付け替えることで、ホットサンドやワッフルに加え、グリル調理もできる。朝昼晩を通して幅広いメニューが作れる。プレートは食器洗い乾燥機でも洗える。

 同社は、新製品でグリル分野に本格参入する。マルチグリルは「市場にないタイプの製品」(同部ブランドマーケティング芦田倫子マネジャー)と位置付け、新たな需要獲得を目指していく。これまで同類の製品をデロンギブランドで展開したが終売しており、今回、ブラウンブランドから新たに発売することになった。

(5日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)