2024.08.30 中村獅童、9年ぶり再演 南座九月花形歌舞伎「あらしのよるに」

中村獅童(右)と中村壱太郎

 歌舞伎俳優の中村獅童は、南座(京都市東山区)の「南座九月花形歌舞伎」に出演する。演目は「あらしのよるに」で、9月4日から26日まで上演される。同作の南座での公演は2015年の初演から9年ぶりとなる。

 原作は今年発刊30周年を迎える、きむらゆういち作の絵本「あらしのよるに」。嵐の夜に暗い山小屋の中で出会ったオオカミの「がぶ」とヤギの「めい」の友情を描いた物語だ。初演に続いて獅童ががぶを、中村壱太郎が初めて、めいを演じる。  (つづく)