2024.09.02 NTTと台湾・中華電信が3000キロを0.017秒で接続 世界初、APN国際間通信実現

NTTの島田社長(左から3人目、スクリーン上)や中華電信の郭会長(左から2人目)が開通ボタンを押し、日台間のAPN接続がスタートした(提供=中華電信)

 NTTと台湾・中華電信は8月29日、端末からサーバーまで全てを光信号で伝えるオールフォトニクス・ネットワーク技術(APN)を使って日本と台湾を結ぶ世界初の国際間通信を開通した。約3000キロメートルの長距離を片道約17ミリ秒(0.017秒)の超低遅延で接続に成功した。

 両社は昨年10月、光技術による次世代情報通信基盤「IOWN(アイオン)」による国際ネットワーク接続の実現に向けた基本合意書を締結。それぞれが強みとする光伝送技...  (つづく)