2024.09.11 タキゲンと岡山大学、チューブセパレーター共同開発 点滴チューブの絡まりや落下防止

臨床工学技士の要望で開発した「チューブセパレーター」

 タキゲン製造(東京都品川区)は、点滴チューブの絡まりや落下を防止する「チューブセパレーター CP-940」を岡山大学と共同開発し、7月に販売を開始した。患者の安全向上や医療従事者の負担軽減に期待がかかる。

 手術後の患者は、点滴チューブとつながった三方活栓(薬液の流路を調節するためのコック)を通して、手や足、首などの血管へ薬液が投与される。点滴チューブが絡まっていると、例えば患者をストレッチャーで移動させる際に看護師がチューブ...  (つづく)