2024.09.24 東芝テックがセルフレジ運用時の実証 省力化と防犯ソリューション
「空きレジ案内システム」のイメージ
東芝テックは、東急ストア中目黒本店(東京都目黒区)で、17日からセルフレジ運用時における省力化と防犯ソリューションの実証実験を開始した。
小売業界では、人手不足や消費者の利便性向上を目指し、セルフレジの導入が進んでいる。一方、店舗では空いているセルフレジへ買い物客を誘導するために、従業員を配置するケースもある。
また、消費者が商品の登録・会計漏れがあった場合の声掛けの対応など、人手に依存している業務のシステム化に対する期待が高まっている。
同実証実験では、東芝テックが開発した「空きレジ案内システム」と「セルフレジ支払い漏れ検知システム」の二つのソリューションを導入し、店舗の省力化や従業員の心理的負担の軽減を検証する。
空きレジ案内システムは、カメラを使って空いているレジを自動的に検知し、買い物客に案内することで、従業員による誘導を削減し、従業員の業務や店舗オペレーションの効率改善を検証する。
セルフレジ支払い漏れ検知システムは、会計が完了していないセルフレジをシステム上で検知し、店舗従業員への通知を行うことでセルフレジの安全な運用を検証する。
実証実験の期間は、9月30日まで。