2024.09.26 【関西エレクトロニクス産業特集】大和無線電器 防災、健康などキーワードに展示会への出展を強化

京都ビル

 大和無線電器は展示会への出展を推進し、取扱商品の訴求を強化している。防災、健康などをキーワードとするグループ展示会を含め、出展していく。

 上期は家電部門で微減の状況が続く。一方で季節商品である夏物商品が好調に推移したほか、ボトルなどインバウンド関連商品が順調だった。また、地震が続いたことで防災関連商品への関心が高まった。

 電子部品部門は取引先の在庫調整などで落ち着いた状況が続いているものの、産業によっては動き出している商品も。特にロボット関連向けの商品が動き始めているほか、モノづくり案件も広がりを見せている。

 こうした中、同社とデンキョーグループホールディングスの電響社などは8月下旬に千葉の幕張メッセで開催された展示会に出展し、ソーダスパークルやカセットガス発電システムなどを提案した。参考出展したガス関連の新アイテムなども好評だった。

 下期は新しい商品や提案、売り方などを追及していく。家電部門はペット家電や介護向け商品など新たな商品にも挑戦。電子部品部門はモジュールとして商材を提供できる提案を推進する。「下期もグループ商談会などに出展し露出を増やす。グループの強みを生かす」(坂本賀津也社長)方針だ。