2024.10.24 【次世代自動車用部品特集】ニチコン 各種コンデンサーなど品ぞろえ強化
新型V2Hシステム「EVパワー・ステーション」
ニチコンは、電動化が急速に進む次世代自動車に対して、各種製品を供給する。導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサーでは、125度4000時間保証のGYAシリーズより1ランク高容量化したGYEシリーズ、2ランク高容量化した125度4000時間保証のGYFシリーズに、それぞれ16、50、63V定格を追加した。
GYEシリーズには、φ10×12.5Lのサイズを拡充。これにより車載、情報通信分野のアプリケーションに対して幅広い提案が可能。また、高温度や高リプルに対応した135度4000時間保証のGYCシリーズには、新たにφ10×16.5Lのサイズも追加した。
4月から量産を開始した135度4000時間保証GXCシリーズは、GYCシリーズよりさらに高リプル化を実現。導電性高分子アルミ固体電解コンデンサーでは、125度4000時間保証のPCAシリーズを市場投入。現行品と比較して最大1.5倍の高リプル電流化を図った。また、125度2000時間保証のPCWシリーズに、5月に新しいサイズφ8×7とφ8×10Lを追加。定格静電容量を390μFから1800μFまで拡大した。
チップ形アルミ電解コンデンサーは、高容量の面実装製品で105度5000時間保証のUCKシリーズを市場投入。現行品と比較して最大20.9%の静電容量の増加を実現。フィルムコンデンサーではEMシリーズが広く採用され、多くのxEV車種での採用実績を持つ。
V2HシステムEVパワー・ステーションの新型モデルVSG3シリーズは、利便性を大幅に向上。停電時に自動的に家庭へ電力供給を開始する機能を追加し、従来モデルに比べて約70%小型化、約58%軽量化した。
xEVが走る蓄電池になる外部給電器パワー・ムーバーは、車の荷室に収納できる可搬型。EV・PHV用急速充電器は、100kW出力、50kW出力器を販売する。