キヤノンマーケティングジャパン（キヤノンMJ）の2024年12月期第3四半期（1～9月）の連結決算は、増収増益となった。保守・運用サービス/アウトソーシングやITプロダクト・システム販売が好調に推移したことから、売上高が増加。IT費用など販管費の増加により、営業利益、経常利益は減益となった。

　セグメント別では、コンスーマーは、ITプロダクトが、高性能パソコン(PC)やPC周辺機器の売り上げが好調に推移した。

　大手企業や中堅企業を対象としたエンタープライズは、SI案件の好調や文教向けPCの大型案件などにより、ITソリューションの売り上げが大幅増となった。

　中小企業が対象のエリアは、Windows10サポート終了に伴うPCの入れ替え需要、IT環境支援ソリューションなどが好調だった。

　通期連結業績予想は、エーアンドエー関連で四半期純利益を上方修正した。