2020.06.22 【九州・山口版】この夏 おすすめの曲・番組 テイチク 上沼恵美子「時のしおり」
上沼恵美子
三時代生き抜いた人への応援歌 出荷枚数3万枚が目の前
テイチクエンタテインメントが今夏、一推しで送り出すのは、上沼恵美子の最新シングル「時のしおり」。コロナ禍に負けない応援歌として、20年を代表する楽曲になりそうだ。
「時のしおり」は昨年11月にリリース。昭和の万博、平成の大震災の時代を令和の今から回顧、共に三つの時代を生き抜いてきた人への応援歌。CWの「人生これから」は「人生これからですよ」「がんばりましょう」と明るく背中を押す応援ソング。
発売以来、関西を中心にセールスを伸ばし、今や店頭・通販を問わない全国的なロングセラーとなり、出荷枚数も既に3万枚に近づいている。購入層は幅広く、通常の演歌・歌謡曲の購買層よりも一世代若いという。
上沼は71年、姉妹漫才「海原千里・万里」でデビューし、大ヒットした「大阪ラプソディー」など歌手としても活躍。現在はテレビ・ラジオで多数のレギュラー番組を抱え、関西だけでなく全国でも人気司会者となっている。
今作は15年9月発売の「あかんたれ」から4年2カ月ぶり、書き下ろしとしては約10年ぶりのシングル。「自身最後のオリジナル曲になる」との覚悟を語る。オリコン週間シングル演歌ランキングでは2位スタートから20位以内をキープし、5月以降は10位以内とさらに伸長。リリースから半年を経て、6月1日付ではついに1位を獲得している。
リリース時に行った以外イベントでの販売はないが、上沼のレギュラー番組でもコロナの影響を受ける中、応援メッセージとして発信を続けてきた。歌詞のラストでは「心を繋いで 生きましょう」と上沼が熱く歌い上げ、圧巻の説得力を発揮。送り続けるエールに励まされる人も多いことだろう。