2020.06.22 【九州・山口版】この夏 おすすめの曲・番組 RKB毎日放送 「門馬良のこころ鏡うた鏡」

門馬さん(左)と中村さん

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街角ふれあいライブが人気 新しいファンの獲得目指す

 ラジオで01年からスタートした「門馬良のこころ鏡うた鏡」は来年20年を迎える。毎週日曜午後8時から1時間番組で、パーソナリティは作詞家中山大三郎氏に師事しプロでも活動していた門馬良さんと、福岡を中心にリポータとして活躍中の中村美由紀さん。演歌の話題をたっぷり伝えている。

 番組開始の翌年から唐人町にある甘棠館Show劇場で公開録音「街角ふれあいライブ」をスタート。毎月3組の歌手が手の届く距離で歌うことで人気を集め、2月までで第191回と回を重ねている。

 これまでに地元福岡出身の山内惠介と北山たけしをはじめ、水森かおり、三山ひろし、市川由紀乃など当時の新人・中堅から伍代夏子、長山洋子、松原のぶえなど大物歌手も出演。司会をしながら毎回感動しているという門馬さんは「一流の歌手が目の前で、カラオケで歌うというのも身近で、今の時代の共感を得ていると思う。ぜひ20年、できればもっと続けたい」と語る。

 印象に残ったことでは、水森かおりが歌った「東尋坊」は、舞台袖で聴いていて感動を覚えたそう。次の「鳥取砂丘」で一気にヒットしたが、この曲があってこそと思っている。

 番組ではリスナーからのメッセージを読む機会を増やしたこともあり、「ここ一年くらいが一番、リスナーとコンタクトを取りながらやれている」という。発信する番組から、最近はリスナーと一緒に流行歌を考えながら番組をつくっている。

 番組を担当する若手の坂口弘樹プロデューサーは「僕らが聴いてもかっこいい演歌もあるので、若い人に聴いてもらうきっかけになれば。radikoの利用者が増えている今がチャンスだと思う」と、新しいファンの獲得を目指している。