2024.10.30 【計測展2024 OSAKA特集】東亜ディーケーケー UV式硝酸計やpH計など出展
硝酸計NT3100sc型
東亜ディーケーケーは、UV(紫外線)式硝酸計、自動校正機能付きpH計をはじめ、主力製品の環境水質計測器やラボ・ポータブル水質計を出展する。
HACH製UV式硝酸計NT3100sc型は、215ナノメートル付近の紫外線の吸光度を計測し水中の硝酸イオン・亜硝酸イオン濃度を測定する。
水質総量規制では、全窒素の排出が規制されている。排出量低減のための脱窒工程や高度処理における反応槽での硝化行程の管理指標として硝酸イオン・亜硝酸イオンの濃度が使われている。NT3100scは、脱窒工程や高度処理の硝酸イオン管理に適している。
特長は①ワイパー洗浄機能が標準装備され、セル窓の汚れを除去②試料水へ直接検出器を入れる浸漬型としてだけでなく、バイパスパネル(オプション)を用い、検出器の測定部に試料水を送液する流通型としても使用可能③230ナノメートルを測定することで濁度や有機物の影響を補正④セル長1/2/5ナノメートルの3種類を取りそろえ、測定範囲に合わせた検出器の選択が可能―となる。
リフトアップ式自動校正機能付きpH計MAC-1600型は、電極の洗浄とJIS標準液による2点校正を自動化した現場設置型。
通常、pH計が広範囲に多数設置される場合や、遠隔地の無人現場に設置される場合などは保守作業が負担になる。
MAC-1600型は洗浄と校正を自動で行えるため、保守作業を軽減。省力化と共に長期間にわたって信頼性の高いpH計測が可能となる。
主な採用先は清掃工場。このpH計は排水処理設備がある大規模のごみ焼却場をターゲットに開発された経緯があり、各地の大規模ごみ焼却場に採用されてきた。
そのほか、民間工場やダムなどにも採用されている。
組み合わせ検出器には浸漬型と採水型(流液型)を用意する。