2024.10.31 ルネサス、1~9月連結は減収減益

 ルネサス エレクトロニクスの2024年12月期第3四半期(1~9月)連結決算は減収減益。市場の軟化と流通在庫調整で産業・インフラ・IoT向け事業の売上収益が減少。研究開発費も増えた。

 柴田英利社長は顧客の在庫調整が加速する可能性もみて、10~12月期、25年1~3月期は「慎重目線の運転に切り替える」とした。

 通期連結業績はNon-GAAP売上収益が前期比9.7~8.7%減、営業利益率は28.9%で同5.3ポイント低下を見込む。車載製品「R-CAR」第5世代や買収した電子設計自動化(EDA)企業アルティウムを通じた開発基盤構築に「影響はない」(柴田社長)という。