神栄の2025年3月期第2四半期（24年4～9月）連結決算は減収減益。売上高は前年度に行った繊維事業からの一部撤退により減少。利益は、販売価格調整の当期間内における寄与が限定的で減少した。

　電子関連ではセンサ機器分野で、粒子計測機器や民生用途の湿度センサーが堅調。一方、車載用途のホコリセンサー・湿度センサーがともに減少し減収減益。計測・試験機器分野が、吸収分光式水分計測機器の販売が大幅に伸長。輸送や梱包（こんぽう）に係る各種試験機も増加し大幅な増収増益。コンデンサ分野は減収減益。トータルでは売り上げは横ばい、利益は増加した。

　食品関連は減収減益。物資関連は減収減益となった。

　通期連結業績予想は前回発表した数値からの変更はない。