NTNの2025年3月期第2四半期（24年4～9月）連結決算は、前年同期比1.0％の増収。営業利益は規模減の影響はあったが、売価転嫁や比例費の削減などで47％の増益。経常利益は為替差損の影響などで28％の減益。純損益は税効果の影響などで41億円の黒字から21億円の赤字。8月公表の業績予想から売上高160億円、営業利益10億円、経常利益25億円、中間純損益41億円下回った。

　鵜飼英一社長は「上期為替影響と販売減、下期は販売減の影響が大きいとみている。通期80億円の事業構造改革費用を70億円追加し、稼ぐ力を強化する」と説明した。

　通期連結業績予想は「産業機械、自動車とも全般的に弱含み」（鵜飼社長）と予想。5月公表の業績を全て下方修正した。