2024.10.31 富士電機、4~9月連結は売上高・利益とも最高
富士電機の2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は売上高、各利益が過去最高。エネルギー、食品流通が貢献した。
インダストリーは売上高が前年同期比2%減で営業利益は同62%増。低圧インバーターの在庫調整や設備工事分野の大口案件の影響で減収だが、駆動制御システムや原子力関連が寄与し増益。半導体は為替影響に加え、電動車向けパワー半導体の海外向け物量が減ったが、産業分野向け物量増で売上高は横ばい。営業利益は生産能力増強費用増、原材料高騰で同10%減だった。
近藤史郎社長は、電動車向け半導体への成長投資は「適切なタイミングで」遅滞なく進めるとした。通期予想は営業利益率を10%と従来予想比0.2ポイント引き上げた。