たけびしの2025年3月期第2四半期（24年4～9月）連結決算は減収減益だった。装置システムは自動化需要を捉えて伸長したが、FA機器や電子医療などが減少した。

　産業機器システム分野は、装置システムで半導体や産業用蓄電池向けなどで人手不足による自動化需要が増加。一方、FA機器は在庫調整の影響を受けた。

　半導体・デバイス分野は、インドでの車載関連、スマートメーター向けデバイスが堅調に推移した。半導体は、供給不足緩和により市場流通品需要が減少した。

　社会インフラ分野は、放射線がん治療装置の案件が昨年に集中したことによる反動で減少した。

　情報通信分野は、携帯電話の高価格端末販売が堅調に推移した。

　通期連結業績予想に変更はない。