2024.11.01 SCREEN HD、4~9月連結は売上高・営業益最高
SCREENホールディングスの2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は、主力の半導体製造装置事業を大きく伸ばし、売上高、営業利益ともに上半期として過去最高を更新。半導体業界は生成AI(人工知能)の活用拡大、DXの進展などにより、半導体各社による微細化や実装技術への投資は底堅く推移した。
半導体製造装置事業は前年同期に比べ、ファウンドリーやメモリー向けは増収。欧州向けは減少したが、中国や台湾向けは増収。同事業の売上高は前年同期比23%増の2290億7000万円、営業利益も増収効果により同52%増の590億1400万円。
グラフィックアーツ機器事業はインクを中心とするリカーリングが寄与、売上高は同5%増の252億2000万円、営業利益は同8%減の20億2100万円。
ディスプレー製造装置および成膜装置事業の売上高は同152%増の145億9000万円、下期以降、OLED中心の売り上げになる見込み。プリント基板関連機器事業は同4%減の69億7100万円の売り上げに対し、6億8200万円の営業利益。同35%の減益となった。