セイコーエプソンの2025年3月期第2四半期（24年4～9月）連結決算は増収、営業増益となった。

　売上収益は、大容量インクタンクモデルやプリントヘッド外販ビジネスの販売伸長を中心としたプリンティングソリューションズ事業セグメントの増加に加え、円安進行による為替もプラスに影響した。

　事業利益は前年同期比倍増の大幅な増益、営業利益は急激な円高進行に伴う為替差損を計上し、同25％増で推移した。

　通期連結業績は、インクジェットプリンター本体では当初計画通りの販売数量達成を見込むものの、ビジュアルコミュニケーション事業セグメントでの売り上げ減を予想、売上収益を下方修正した。利益は事業利益は据え置いた。営業利益など各利益は、急激な円高進行による為替差損を計上したことから下方修正した。