2024.11.05 荒川化学、4~9月連結は黒字転換
荒川化学工業の2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は増収、各利益は黒字転換した。機能性コーティング事業などで利益が改善。海外では板紙向け紙力増強剤の販売が堅調だった。
機能性コーティング事業は、光硬化型樹脂がスマートフォンやディスプレー関連分野での需要回復が進み増収。製紙・環境事業は、板紙向け紙力増強剤などが堅調で大幅な増益。粘接着・バイオマス事業は、子会社工場で断続的な生産が続き収益を押し下げた。ファイン・エレクトロニクス事業は、半導体関連先端材料のファインケミカル製品やハードディスク用精密研磨剤などが堅調だった。
通期連結業績予想は子会社の断続的な生産で売上高、営業利益、経常利益を下方修正する。