加賀電子の2025年3月期第2四半期（24年4～9月）連結決算は減収減益。主力の電子部品事業は顧客の在庫調整が影響し、海外子会社で特定の大口顧客向け取引も縮小。賃上げや物流コスト上昇、前年同期に計上した投資有価証券売却益や負ののれん発生益の剝落も影響した。

　電子部品事業の売上高は前年同期比6.9％減、セグメント利益は同26.4％減。通期連結業績予想は据え置いた。

　2026年3月期から3カ年の中期経営計画は新規事業、合併買収（M＆A）、パートナーシップ拡大などを除く年平均成長率（CAGR）を売上高で8％、営業利益で10.4％と見通す。全体の売上高は最終年度に8000億円以上、営業利益は350億円以上を目指す。